虹の橋を戻って。


by gab_golden
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N.Y.から帰ってきて、あやくんとしたこと

ハロー、ジャパン!
ことしも、取材でN.Y.コレクションに行ってきました、イヌメロ責任編集者、がぶこです。
不景気なニューヨークですが、仕方ありません。
しょぼいショーのブランドが多いなか、「ラルフローレンはちっこいけどお金持ち」ということと、「ビクトリアベッカムは自信がたっぷり」「トミーフィルフィガーが新鮮」ということが浮き彫りにされた数日間でした。
わたしは、特等席(JALの操縦席の機長のお膝)にすわって、うどんでスカイを食べながら、夜の星をながめて東へと飛んだのです。
キャブがズルをすると、降りたあとでぴかスはタクシーを蹴っ飛ばすので、ヒヤヒヤです。
わたしが一生懸命窓越しにドライバーに愛想をふりまかなければなりません。
「そんなことしたらまた足の指を折るよ?」
と、たしなめるのですが、ぴかスはまた指が折れたら整形外科医の星、ミノムシクリニックのミノに会いに行けるもんだからやめようとしませんでした。

あまりにもしょぼいショーが続くので気力が失せたころに、ホテルの部屋のテレビでSEX and the CITYの再放送が始まったので、わたしはタンクトップにトランクスをはいただけの下着姿でテレビにかじりつきになってしまい、ポップコーンやテイクアウトのチャイニーズを食べ散らかしてアメリカの女の子っぽく過ごしたおかげで、帰ってきた今も日本語を忘れちゃったみたーーーーーい!

帰りの空港までのタクシーであやくんにお土産の希望を聞いたところ、
「あー、ぼくはねー、17年に一度、ネッカチーフを取り替える主義なんだけれどねー、
 もうそろそろ17歳半を過ぎるからなー。
 絹の、上等のネッカチーフが欲しいねー。
 それからねー、17歳も過ぎると体形がちょっとかわってくるもんだからねー、
 ズボン吊りもあるとうれしいけどねー、それでねー。。。。。」
と、終わりのないメールが来たのでそれ以上読むのはやめてダンヒルの免税店で一番最初に勧められたものを購入しました。
ミカミとラヴィ太にはヤンキースの可愛いボールを買ってあります。
わたしとぴかちゃんはさっさと飛行機に飛び乗り、寒くてしょぼいニューヨークからさっさと帰ってきました。

すると、シヨミ家にはあやくんとミカミとバブーと校長とちっぷが楽しそうに遊んでおりました。
おとうさんも、おかあさんも姿はありませんでした。
「いったいどこへ行っちゃったんだろーう?」
まあいいわ。疲れているのでどうでもよくなったのです。
あやくんが、チラっ、チラっとわたしに目配せをして、へらへらほくそ笑みながら下を向いてお座敷の方に歩いて行きます。
「いやだ、わたしのこと、誘っちゃってるね。。。」
みんなにみつからないようにそっとついていくと、あやくんはお座敷の赤い箱の前でお座布団に座ってお茶をいれているところでした。
あやくんの前に、もうひとーつお座布団が敷かれ、お湯飲みもふたーつありました。
「いやだ、わたしをお茶に誘ってる。。。」
お座布団に倒れ込むように座ると、あやくんはうつむいてニヤニヤしながら古いネッカチーフをポッケから取り出しました。
「いやだ、新しいネッカチーフが早く欲しいんだわ。。。。。そうにちがいない。。」
わたしはあやくんの胸のポケットに、新調したネッカチーフを三角に折って入れてやり、さきっちょがうまく見えるように整えてから、ちょっと離れてよく見ました。
それから、古いネッカチーフを丁寧にたたみ、おじいちゃまの赤い箱の引き出しにしまいました。
そして、ふたりでお茶をすすったのです。
言葉はかわしませんでしたが、夫婦ってこんなものだとしみじみ思いました。
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by gab_golden | 2009-02-24 19:51 | おしゃれ&メイク