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虹の橋を戻って。


by gab_golden
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ガブ子・デラックス・アゲマン

わたしのためにロイヤルミルクティーをいれている最中に、ばびんかがやってきたので、ティーポットをほっぽり投げて玄関へダッシュし、高さ8cmの段を2段、飛び降りて出迎えにいったのはわたしの主人・ザ・ファンタジーです。
普段は足腰が弱っていて3cmの段差も越えられないふりをしているくせに、ばびんかが来たときはどんなに寝こけていようと
「来たっ!」
と言って瞬間的に立ち上がり、玄関へダッシュして8cmを2段飛び降ります。
ばびんかは、玄関ドアを押しのけながら突入してきて、
「みなちゃんお待ちかねのあたちがきたよーーーーーーー!!」
と、さけびます。
主人はドアの内側から
「ぼくはねーーーーーー、清水の舞台からねーーーーーーーー、飛び降りる覚悟でねーーーーーー!」
と、目を輝かせて、バクダンみたいに飛び込んでくるばびんかを迎え入れ、どつかれてシリモチをつくのです。
そのたびに、わたしは切ない気持ちで叫ぶのです。
「あーた! あーたはブタなんかじゃないのっ! りっぱなトラよっ!!」
ほんとうに、切なくなります。
それを聞いていたぴかスが、こないだおまーちゃまにヒソヒソ言ってる声が聞こえてきました。
「ねぇねぇおまーちゃま、聞いてよ! がぶちゃんて案外アゲマンみたいよ?」

アゲマン。

それがわたしの新しいアイコンです。
そういえば、実家のおかーさんが朝ご飯にわたしのブリ大根を食べにきたたあと、おまーちゃまが『揚げかりんとうまんじゅう』を勧めていたっけ。
主人・ザ・ファンタジー・キングは、わたしがアゲマンだってことを知っているのでしょうか?
わたしはガブ子・デラックス・アゲマンです。
by gab_golden | 2011-02-01 22:01 | ガブ子