虹の橋を戻って。


by gab_golden
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

おしゃれ魂

丸の内のホテルで行われるシャンパンメーカーのパーティーに行くために、わたしとぴかスはお化粧室に並んで、お化粧を競い合いました。
ぴかスがラベンダー色のアイシャドウなら、わたしはもっと鮮やかなパープルのシャドウを。ぴかスが紺色のまつげのエクステンションなら、わたしはもっともっと長い蝶の羽根のようなエクステンションを。ぴかスが腕にキラキラ光るパウダーをつけたなら、わたしはからだじゅうにラメを! そして、クローゼットのなかで大げんかをしながら洋服を取り合い、バッグをじゃんけんで選びました。
靴だけは、わたしはあったかブーティーにしたかったので、ハイヒールでキメたいぴかスと取り合いになりませんでした。
ああ、もちろんわたしはガブ子です。

車に乗る時、ぴかスはドアで足先をどついてしまいました。
すると、ぴかスの足はみるみる腫れ上がってきて、ホテルに着く頃にはぴかスは歩きにくそうにしていました。
ごちそうはとても美味しかったのですが、わたしは立食だと思っていたのでタッパーをたくさんリュックに詰めてきていたのに着席で一人分ずつサーブされてしまい、がっかりしました。ぴかスの前に置かれたお皿になにかが乗っかる度に、
「ぴかスはこれきらいでしょ!」
と言っては自分のより先に食べる、という戦法しか活かせませんでした。
その後、中田ヒデくんに会いたかったので、ぴかスの手をひいて中田君の前まで行き、
ぴかスの背中をそっと押して「前に出て挨拶なさいよ!」と、言いましたが、ぴかスは逃げて行きました。

足が痛いぴかスは、泣き言を言い始めました。
「がぶちゃんー、いたいよーう!」
「いいからシャンパンを足にかけちゃいなさいよ!」
と言ってやりましたが、足にはかけず、ばんばん飲んで、
「い〜いカンジでマヒしてきたーーーーーー!ヒック!」
と、言いました。
ああ、わたしは今日もまた酔っぱらいを連れて帰らなければなりません。

帰りのタクシーの中で、あたしらはハイヒールを脱いだぴかスの足をおそるおそる見ました。
くさったジャガイモみたく、紫色に腫れ上がっています。
「どうしよう。。。イタイ。。。」
「反対側の足もむらさきに塗っちゃいなさいよ!」
「やだもうがぶちゃん! ヒック!」
「いやだもう! いいから洗面器にシャンパンでもいれて足を漬けときなさいよ!」
だいたい、ハイヒールをはいたのが敗因だとわたしは思います。
ぶつけたときにヒビが入っていただけだった可能性は大ですが、その後ハイヒールを履きつづけたのでポキンと折れたにちがいないのです。
トイレのサンダルを履いていればこんなことにはならなかったのに。
まあ、それでも履きつづけたぴかスの『おしゃれ魂』は、見上げたものです。
[PR]
by gab_golden | 2008-11-09 11:28 | おしゃれ&メイク